なにかと便利に使えるタープの張り方
ファミリーキャンパーの間で、最近、タープ人気が上昇中です。主には、日よけや雨除けに使います。
広い1枚布のようなタープは、アレンジ次第で、いろいろな使い方ができます。4点をすべて張り上げて屋根のようにもできますし、地面張りで日よけにしたりできます。
構造がシンプルなので、部品も少なく、小さくコンパクトにたためるので、保管も、携行も簡単です。
そんなタープの張り方をご説明します。
目次
タープって何?
最近、タープって言葉をよく聞くけれど、何?でも、いまさら、そんなこと聞けないという方のためにご説明します。
簡単に言えば、日差し、雨を防ぐ広い布のことです。形によって、ヘキサゴン型、ヘキサウイング型、レクタングラー型に分かれますが、設営の仕方はほぼ同じです。
タープを貼るのに必要なアイテム
タープの固定は、ペグで行います。そのためには、ペグ打ちが必要となります。強度のあるペグハンマーがあると便利です。
また、ペグはあらゆる地面に対応できる長さ30㎝ぐらいのペグがあると万全です。
さぁ、タープを張ろう!
タープを張る手順を順番に説明します。
1)説明に使用するのは、コールマン・ヘキサライトⅡ
設営場所に生地を広げます。メインポール2本も繋げておきます。メインポールは、生地の天辺に直線状に並べましょう。
左右側面の張り綱も生地のテープ部に結んでおきましょう。
2)①で並べたメインポールの位置は、メインポールのトップ側から見て、一つ目の継ぎ目をグロメット(穴のこと)あたりにしましょう。
3)メインポール用の自在金具が2つ付いた張り綱の上部を②で説明したグロメットを起点として伸ばします。この時の角度は、30~45度ぐらいです。メインポールのエンド部分まで、張り綱を伸ばしきったところ、30~45度の角がペグダウンのポイントになります。ここで、角の2か所にペグダウンし、それぞれの張り綱をひっかけます。もう一方も同様にします。コツは、最初にペグダウン、2人で同時進行です。
4)張り綱についている自在金具を使い、張り綱を若干短めにします。立ち上げた時に緩んでバタつくのを防ぐためです。
5)立ち上げまでもう一歩です。気を緩めず、頑張りましょう!
メインポールを立ち上げた後の中心線のズレを防ぐため、②のグロメット付近に目印をつけます。これをきちんとすれば、美しくタープが張れます。もちろん、そんなことをしなくても立つようになっていますが、美しく張れたタープを見れば、達成感が違います。
6)さぁ、いよいよ立ち上げです!メインポールを立ち上げましょう。2人で同時に声をあわせて、メインポールを立てるとうまくいきます。ここで、張り綱にゆるみがあると、自立しません。立たない場合は、自在金具である程度張りを出すようにしましょう。
きれいに立ち上がったはずです。向かいのポールとほぼ直線に並んでいますか?これは、⑤で目安として目印をつけたポイントのおかげです。
オープンタープを上手に、きれいに立てられるかどうかは、このメインポールがうまく自立できるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。
※解説写真
7)⑥できちんと自立できれば、あとは、サイドの4点の張りを決めましょう。シワが出ないように、ペグダウンをする場所を探すのがポイント。この最後の角度を決める作業を適当にすると、美しく張れませんので、慎重に決めましょう。
※解説写真
8)サイド4点の張り綱をペグダウンします。その後、張り綱の自在金具を使って、全体の張りをしっかりと出しましょう。張りをしっかり出す前に、テンションがかかってペグが抜けないように深く打ち込むことを忘れないようにしましょう。
オープンタープでは、バランスよく、ハリが出ていることが大切です。完成です!初めてのタープ張り、いかがでしたか?記念に写真を取っておくといいですね。
タープを張るときに気をつけたいポイント
タープを立てる場所は、さまざまです。運動会の校庭や、ビーチなど、硬いところ、柔らかいところなどいろいろです。どんな場所にも打てるある程度強度のあるペグが、曲がったり折れたりしないので、おすすめです。
また、ビーチなどのように柔らかい地面や強風時には、ペグダウンポイントの支点を2点にすれば、ペグ抜けが防げます。
一人でタープを立てる方法
メインポールを立ち上げるとき、メインポールを生地側に傾けましょう。張り綱の自在金具でテンションを掛ければ、片側は自立しますので、そのままもう片方を立ち上げればOKです。あとは、微調整しましょう。
まとめ
オープンタープはキャンプの雰囲気を高めてくれます。ぜひ、テントとセットで立ててみてください。
いろいろアレンジできますので、あなたのスタイルを見つけてください。
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