バーベキューの楽しみ方や初心者でも簡単に火起こしする方法を解説!!

バーベキューの楽しみ方や初心者でも簡単に火起こしする方法を解説!!

仲間や家族とするバーベキューはアウトドアの醍醐味の一つですよね。自然の中で食べるお肉や野菜はいつもより数倍美味しく感じるものです。また、自宅に庭があれば、洗い物やトイレのことなど気にすることなく楽しめます。
今回はアウトドア初心者の方にバーベキューで必要になる道具、火起こしの方法や楽しみ方などをご紹介していきます。

バーベキューするのに必要になるアイテム

まずは、バーベキューをするのに絶対に必要なアイテムのご紹介から。

焚き火台またはグリル

炭を乗せる台と網がないと、バーベキューは始まりません。
おすすめなのは、グリル(コンロ)としても使える焚き火台。キャンプで焚き火も楽しみたい場合、グリルとして使えるタイプなら、焚き火台の他に、グリルなどを持って行く必要がないため、荷物が少なくてすみます。
庭で家族で楽しむような場合は、グリルでも良さそうです。

焚き火台の選び方とおすすめの製品紹介は、こちらの記事をご覧ください。

バーベキューで使われる3種類の炭

お肉や野菜を焼くための燃料も必要ですね。薪は火力が不安定だし、炭の方が安いので、バーベキューの燃料としては、炭をおすすめします。
「炭」というと誰もが思い浮かべるのは、黒い炭でしょう。その他にも、バーベキューの燃料として作られた炭があります。

黒炭

ごく一般的な木炭です。ホームセンターなどで安価で手軽に購入できるのが黒炭。ナラやクヌギ、マングローブの木などから作られています。

黒炭は、1kgで1時間程度燃えるといわれています。3時間のバーベキューの場合は3kg用意しておきましょう。一般的なバーベキューコンロは4〜5人用なので、10人程度の大人数の場合はコンロを2台使うことになり、炭の量も2倍の6kgになります。
さらに焚き付け用として、2kg余裕があると安心です。2台でも2kgでOK。ホームセンターで売ってる炭の小さい箱は3kgなので、1箱余分に買っていく感じでしょう。 余ったら次のバーベキューで使いましょう。

着火加工成型炭

ヤシガラなどを固めて作られた炭で、着火しやすい加工がしてあり、ライターで簡単に火を着けることができます。あっという間に火を起こすことができるので、初心者の人や、少量のバーベキューにおすすめです。
燃えているのは1〜2時間程度、肉や野菜を焼く時間から持って行く個数を見積もりましょう。

オガ炭(オガライト)

おがくずを圧縮して真ん中に穴が開いた形に成形された炭で、「ちくわ炭」とも呼ばれます。着火に手間取るかもしれませんが、着火から4時間程度は持つので炭を買う量が少なくて済みます。匂いや煙も少ないので、バーベキューに使いやすい炭です。

着火剤があると火をつけやすい

バーベキューで最も苦労するのが炭に火を着ける火起こし。一般的な木炭は火が着きづらいため、着火剤(火種となるものが必要です。身近なものとして新聞紙や燃えやすい針葉樹の小枝が使えますが、市販の着火剤の方が火力も大きいため、より簡単に火起こしできます。
着火剤は、これがイチオシです。

LOGOS(ロゴス) / 防水ファイアーライター

1個が15分くらい燃えるので、これ1個で着火できます。防水材が入っているので、湿っていたり少々の雨では火が消えずに燃え続けてくれるのもおすすめのポイント。

木炭の火起こしに便利な道具チャコールスターター!

木炭に火を着けるにはチャコールスターターが便利。
底の網に炭を立てておき、中央に火をつけた着火剤を置くと上昇気流の煙突効果で熱と炎が炭に回り、10〜20分で炭に火が着きます。置いておくだけで着火できるので、その間、他の準備ができますよ。
チャコールスターターに、炭火の後始末に便利な火消し壺がセットになった商品もおすすめです。

キャプテンスタッグ / 炭焼き名人

折り畳み式なので移動にも便利です。

キャプテンスタッグ / 大型火消し壺 火起こし器セット

酸素を遮断して炭の火を消す火消し壺と、火起こし器がセットになったリーズナブルな商品。火消し壺の中に火起こし器を収納でき、持ち運びの工夫もされています。

上手なバーベキューの楽しみ方

火起こしを制するものはバーベキューを制す!

バーベキューコンロの中心に火種とする新聞紙や小枝を置き、その周りに小さめの炭を少なめに置き、火種に火を着けます。うちわであおいで火の勢いをつけ、炭に火を移しましょう。着火剤を使う場合は、新聞紙や小枝ではなく、着火剤から始めてOKです。
様子を見ながら(火の勢いが弱かったら小枝を足し)、炭に火が着いたら、その周りに井形状に組むような感じで追加の炭を置いていきます。時折うちわであおいで空気を送りましょう。そうして火を徐々に育てて、火力を大きくしていきます。目安として炭の半分以上が燃焼すれば、着火の作業は終了です。

チャコールスターターを使う場合は、前に説明したように、底の網の中心に着火剤、その周りに炭を置き、着火剤に火を着け、必要な場合はその上にも炭を置いて、そのまま10~20分待つだけです。

事前の準備でグリルの後片付けが楽になる!

グリルを使う前に、アルミホイルをコンロの下敷き詰めておきましょう。脂が直接コンロに触れにくくなるので、洗うのがすごく楽になります。この際、コンロの横にある通気口を塞がないように気を付けて。

肉を焼くのは炭が熾火になってから

熾火で焼こう

木炭に火が着いたからといってすぐに肉を焼くのはNGです。実は、炭に火が着いたばかりの状態だと火力が強すぎ、肉がすぐに焦げてしまいます。美味しく肉を焼くには炭が「熾火」になった状態が望ましいです。
この「熾火」の状態になるまで、着火して大体30分程度はかかりますので、炭起こしの作業は実際に食べ始めるだいぶ前に準備を始めないといけないことになります。上で説明したチャコールスターターがある場合はそのまますぐに始めても大丈夫です。

強火、中火、弱火の3つのゾーンで焼き加減を調節!

炭が熾火になったら網の上に食材を置いていき、待ちに待ったバーベキューの開始です。
コツは、コンロ内を弱火・中火・強火の3つのゾーンに分けて炭を置くこと、こうすることによって食材の焼き具合を調整することができます。
「強火ゾーン」には炭をたくさん入れます。ここは主に肉などに焦げ目をつけるために使う部分です。肉は最初にこの強火ゾーンで表面にしっかりと焦げ目をつけた後に中火ゾーンに移動させましょう。
「中火ゾーン」は炭を少なめに入れた部分。この部分でじっくり焼くことで、食材を焦がすことなく、中までしっかり火を通した状態で美味しく食べることができます。また、野菜はこの部分で焼くとジューシーさを失わないのでおすすめです。
「弱火ゾーン」は炭を入れない部分です。焼き上がったものはこの部分に避けておくことでゆっくりと食べることができます。
肉や魚は強火→中火(もしくは弱火)と移動させていき、焼き具合をうまくコントロールすることで焦がすことなく美味しいバーベキューが味わえます。

ダッチオーブンを使ってワンランク上のバーベキュー

バーベキューというと網の上で食材を焼くいわゆる「焼肉型」を思い浮かべますが、ダッチオーブンを使うと料理の幅がぐんと広がるのでおすすめです。
ダッチオーブンは蓋にも炭を置くことで上下から加熱できるので、オーブン料理やピザ、パンも作れます。鍋として利用でき、汁物やカレーを作ると、バーベキューがより一層盛り上がることでしょう。

燻製料理を楽しんでみませんか?

ダッチオーブンでスモーク

煙の出る燻製は、家の中ではなかなか作りにくいもの。アウトドアに出たら、スモークにもチャレンジしてみませんか?ウインナーやベーコン、チーズ、ゆで卵などをスモークすると、普段とは違った味わいになります。焼肉に飽きたらスモークしてみると楽しめることと思います。
ダッチオーブンや蓋付きのバーベキューコンロは、市販のチップを使うことで燻製器にもなります。
段ボールで作られた簡易型の燻製器も売っています。

SOTO / 薫家 スモークハウス

ソト(SOTO) 燻家 スモークハウス ST-114

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段ボール製の燻製器で、食材を置く金網、吊るすフック、スモーク用の桜のチップがセットになっているので、食材を用意するだけで本格的な燻製が楽しめます。
何度か再利用できますが、使い終わった後は、網を除いて燃えるゴミとして処分できます。

こうすることで後片付けは楽になる!

後片付けを楽にするポイントは、なるべく最後までしっかり燃やし切ってしまうこと。そうすることで、網に付いた油汚れなども炭化するので取れやすくなります。
炭の火が完全に消え、灰になったらコンロの中に敷き詰めたアルミホイルをそっと外して灰が飛ばないように気をつけながら丸め、あとは燃えるゴミに捨てましょう。
なお、炭が燃え尽きるまで待てない場合は、火ばさみを使って火のついた薪を火消し壺 の中に入れていきます。火が消えるまでにはある程度時間を要しますので、触ってしまい火傷しないように気をつけましょう。

まとめ

比較的安価に道具が揃えられるバーベキューも立派なアウトドアの一つです。気の合う仲間や家族と美味しい料理に舌つづみを打ちながら非日常を味わいましょう。
晴れた日中にバーベキューをする場合、熱中症の恐れがあります。水分補給はもちろんのこと、タープを立てるなどして熱中症対策も忘れずに!!

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