キャンプでたき火を楽しむために準備したい9種類のアイテムとおすすめの製品を紹介
皆さんはキャンプの楽しみといったらどんなことを思い浮かべるでしょうか。
味わえない大自然の中で森林浴を楽しんでみたり、家族や友人とバーベキューをワイワイと楽しんでみたり。釣りや登山を楽しみたい方もいるかもしれませんね。
そんなキャンプの楽しみの一つとして、焚き火は最も欠かせないものではないでしょうか。キャンプでは家電製品をあまり使うことなく、火を扱うことが基本。その火を扱う楽しさを存分に味わえるのが焚き火。
満天の星空の下、家族や友人と語り合う時間はキャンプの醍醐味です。焚き火で揺らめく暖かい炎を眺めながら話をすると、素直な自分に戻れるような気がするから不思議です。
火加減が難しい焚き火を使っての料理は、その難しさがゆえに普段の料理とは違う楽しみがあるといえると思います。
キャンプで焚き火を楽しむためには準備が必要なものがあります。この記事では「焚き火に必要なもの」についてご紹介していきます。
目次
焚き火をするのに必ず必要となるもの、それは焚火台!
地面で直接火をおこすことを「直火」といいますが、キャンプ場でも、直火を禁止しているところがほとんどです。
地面で直接火を燃やすと芝が焦げてしまったり、地中にある木々の根を痛めてしまいます。環境保護のために直火は禁止されているわけですが、焚火台があれば地面にダメージを与えることなく焚火できます。
焚火台には、持ち運びの便利な小型・軽量なものから、焚火料理を楽しめるようなグリルタイプのものまで、様々なものがあります。ここでは「鑑賞用」と「調理兼用」に分けて一例をご紹介します。
焚火観賞用のおすすめ焚火台 ユニフレーム / ファイアスタンドⅡ
2020年3月14日発売の新製品!! 薪を置く部分が特殊な耐熱鋼をつかったメッシュで出来ており、巻いて収納することができる超軽量・コンパクトな焚火台です。4本のステンレスでできた脚をクロスしたものにメッシュを取り付けて使用します。
空気の取り込みに優れ、効率よく薪が燃えてくれるので本格的な焚き火をこれひとつで楽しむことができます。
調理兼用のおすすめ焚火台 スノーピーク / 焚火台(S・M・L)
「焚火台」というジャンルを最初につくったのがスノーピーク。この「焚火台」はその元祖となる商品です。
厚さ1.5mmもある極厚のステンレス板を組み合わせて作られているためとにかく頑丈で、熱による変形も全く心配ありません。
サビないステンレス製なので、長く使い続けることができ、キャンプの思い出の詰まった自分だけの焚火台に育てる楽しみもあります。
調理用のオプション品が多数用意されていますので、焚火だけでなく、色々な料理も楽しむことができます。
焚き火の燃料の薪
焚き火台では、基本的に薪を燃やします。炭に比べて、薪は炎がしっかり出ます。
もちろん、炭でもOKです。BBQグリルとして使う場合は、炭の方がいいでしょう。
キャンプで使う薪は、ホームセンターに売っています。キャンプ場に行くまでの、ロードサイドの材木屋さんでも「キャンプ用薪あります」と看板を出していることもあります。もちろん、キャンプ場でも売っています。
薪は、木の種類によって特徴があります。油分を含んだ木がよく燃えておすすめです。
「ナラ」が、燃焼時間、熱量ともにおすすめです。
スギ、マツ、ヒノキなどの針葉樹は火がつきやすく、焚き付け材として優れています。
焚き付け(着火剤)
薪に直接火を付けようとしても、そんなにすぐ付くものではありません。薪を燃やすにはまず小さな火種となる「焚き付け」と呼ばれるものが必要となります。着火剤、新聞紙、麻ひも、落ち葉などが焚き付けにはよく使われます。
中でも手軽でなおかつ火力があるものとしてよく使われるのが市販の着火剤。着火剤にも固形のものとゲル状のものがありますが、固形タイプのほうが燃焼時間も長めで扱いやすいため、初心者にもおすすめです。
おすすめ着火剤 LOGOS(ロゴス) / 防水ファイアーライター
パラフィン状の固形着火剤で、その名のとおり水に強く、突然の雨や夜露などでも問題なく火が着きます。また、パッケージには切り目が入っており、使う数だけ持っていくことができます。火持ちもよく、大体10分ぐらいは燃え続けますので、その間に大体薪に火が着きます。
ホームセンターなどでも売っていますので手に入りやすいのも魅力だと思います。ただし、価格が約800円前後と若干お高めです。21個入。
おすすめ着火剤 CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) / バーベキューファイアブロック
木材を固めた素材で作られており、着火後すぐに燃えるため火起こしが非常に楽です。
火持ちはあまりよくなく、5分程度で火力が弱くなってしまうので、何個か使う必要があるかもしれません。また、材質的に湿気に弱いために早めに使い切る必要があります。
比較的どこでも売っているので手に入りやすいかと思います。9個入で100円前後とリーズナブルです。
おすすめ着火剤 LOGOS(ロゴス) / エコココロゴス ミニラウンドストーブ
こちらの商品は焚き付けに使えるのはもちろん、これ単体でも燃料として使用することができるスグレモノ。ヤシガラを固めて作られた天然素材を使用しているためエコなのはもちろん、燃えるときの匂いも気にならないため、これを使って焼き鳥や焼き肉をしたりすることができます。非常に火着きがよく、ライターなどで簡単に火が着きます。また、火持ちもよく、大きさで異なりますが、大体ひとつ30分〜1時間程度は燃え続けるので調理におすすめです。数量や大きさ違いでいくつかシリーズがあります。
手袋(耐火グローブ)
ささくれ立った薪を直接手で触ると怪我をする恐れがあり、また、薪をバトニング(薪をナイフを使って割る作業)するときにも素手は危険なので、手袋もマストアイテムです。普通の軍手でもOKですが、焚き火をするときは耐燃性の強い革のグローブがおすすめ。
革のグローブは熱が手に伝わりにくいので、燃え盛る薪の配置を整えたりする程度のちょっとした作業であれば手で触ることができます。(もちろん、あまり長い時間触るのは危険ですが。)また焚き火だけでなく、熱くなったダッチオーブンやスキレットを触ったりするときにも活躍するのでおすすめです。
おすすめ耐燃性グローブ Wells Lamont(ウェルズラモント) / プレミアムレザーグローブ
厚い革を使っている割に柔らかくしなやかで、指先が動かしやすく、グローブを付けての作業もしやすいです。革のグローブはそれなりに値段がするものですが、こちらの商品はコストコでも3枚1セットで売っており、1枚あたり約1,000円弱とコスパも高いのが特徴です。Amazonでも1枚から購入することができます。
おすすめ耐燃性グローブ PETROMAX(ペトロマックス) / アラミドプロ300
高級ランタンでも有名なペトロマックスが出しているこのグローブは、消防作業でも使われている耐熱性素材の「アラミド」が使われており、非常に燃えにくく頑丈です。
その名が示すように300℃まで耐熱性があるため、少しの時間であれば、燃えた炭や薪を手で触ることができます。長めに作られており、肘の下あたりまでカバーしてくれるので焚き火のときにも安心して使うことができます。
おすすめ耐燃性グローブSnow Peak(スノーピーク) / ファイアーサイドグローブ
表は厚手のスエード生地、内側はポリエステルと綿で作られた2重構造なのが特徴。かなり分厚いので指を曲げたりするのが少々しづらいですが、それが故の安心感があります。
内側を取り外して洗うことができ、清潔に保てます。
バトニング用ナイフ
焚き火をするときには細い薪から燃やしていき、徐々に火を大きくしていきます。太い薪を用意しても、そのまま燃やすのは難しく、すぐに火が消えてしまいます。
燃やせるサイズにするために必要な作業が薪割り。斧やナイフを使って薪割りをする作業を「バトニング」といいます。
斧は薪割りに非常に適していますが、大きくて重いのがネック。コンパクトなナイフだと持ち運びも楽なので初心者にもおすすめです。
キャンプ場で売っている薪は、ある程度の細かさに割ってくれているので、薪割りせずに燃やせることの方が多いようです。
おすすめバトニング用ナイフ モーラナイフ / コンパニオン ヘビーデューティー
バトニングナイフの代名詞的な存在がスウェーデン発のモーラ・ナイフです。
こちらのコンパニオンヘビーデューティーは厚みも十分で、刃渡りも長すぎず短すぎずで扱いやすいのが特徴です。
ステンレス製とスチール製がありますが、お手入れのしやすさ重視の方は錆びにくいステンレス製を、鋭い切れ味を求め、手入れを怠らない自信がある人はスチール製を選ぶといいと思います。
おすすめバトニング用ナイフ BOKER(ボーカー) / マグナム エルクハンター
200年以上の歴史を持つドイツの老舗刃物ブランドがボーカー。
このエルクハンターシリーズはステンレス鋼材が使われており、比較的手入れも楽で研ぎやすいナイフです。刃渡りが短めなので女性でも扱いやすいかと思います。
ガストーチ
焚き着けと薪を準備したらいよいよ着火ですが、マッチなどの小さい火より、火力の大きなガストーチなどがあるとより早く着火できるので初心者にはおすすめです。
もっとも、キャンプは「不自由を楽しむもの」ともいえるので、キャンプに慣れてきたらマッチとか、メタルマッチなど、より難易度の高い着火方法を試してみるのも楽しいかと思います。
おすすめガストーチ イワタニ / トーチバーナー
カセットガス大手の岩谷産業が出しているトーチバーナーです。一般的なカセットボンベ(CB缶)に取り付けてすぐ使えるのが嬉しいところ。
焚き火以外でも料理で焼き目を付けたりするのにも使えるので、一つ持っておくと何かと便利です。
おすすめガストーチ SOTO / スライドガストーチ ST-480
アウトドアシーンで有名なSOTOが出しているコンパクトなガストーチです。
特徴はガスを充填して使うところ。それによりこのコンパクトさを実現しています。コンパクトなので登山にもおすすめです。
火口が伸びるため点火しづらいような場所でも安全に着火が可能です。火力もかなり強く、少々の雨風には関係なく着火することができます。
トング(火ばさみ)
薪に火を着けるのに成功したら、薪を焚べたり、燃えやすいように薪の位置を変えたりなど、燃え盛る薪をよく触ります。先に紹介したグローブをつけている場合、直接触っても少々であれば大丈夫なのですが、トングで掴んだほうが安全なのはいうまでもありません。
柄の長いステンレス製のものが焚火に適しています。
安いものから高いものまで様々ありますが、焚き火だけで考えると100均の火ばさみでも十分です。
防炎シート
焚き火をしていると、爆ぜたときに火のついた薪の破片が地面に落ちたりします。下が土ならまだいいのですが、芝生の場合、芝を焦がしてしまったりしますので、マナーとして、また、火災の防止にもなりますので防炎シートを敷いておくと安心です。
防炎シートはホームセンターなどに売っています。
火消し壺
焚き火も終盤、火は落ち着いて薪はいわゆる「熾(おき)」の状態になっています。そのままの状態で寝てしまうと、風が吹いて火の粉が飛んで火事になる恐れがあります。また、火を消そうと水をかけてしまうと、温度差で焚火台が変形したりする恐れがあります。
そんなときに役立つのが火消し壺。この中に火のついた薪を入れ、蓋を閉めることで空気を遮断し、酸欠状態にすることで火を消します。
おすすめ火消し壺 CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) / 火消し壺 アルスター
底面や側面に継ぎ目がないのでしっかりと酸素を遮断することができ、早く火を消してくれます。
また、属しているスタンドの上に置くと火消し壺が直接地面に触れないため、芝などを傷めないのはもちろん、底面に空気が触れることですばやく冷ましてくれるというメリットもあります。
道具をそろえたらキャンプにでかけて焚き火を楽しみましょう
焚き火の仕方についてはこちらの記事で説明しています。
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